共通テスト2日間が終え一通り問題を見終えました。
所感は「読解力こそが共通テスト攻略のために重要」であるということである。
これは国語や英語などの言語科目に限った話ではなく、数学や理科においても言えることである。
例えば、数学では問いに対する答えを導き出すために、こういう考え方で計算を進めていけば答えが出そうであるという見通しを立てることや、文章を数学として要約する力が求められるのである。
また「読解力」というのは、単に文章が日本語として読めるということではなく、筆者の意見を要約、自分で論理的かつ構造的に文章を理解するというものである。
よって、これから受験をする生徒達には「国語」の受講を勧めている。
では、この読解力を身につけるという話において重要なのは学習を始める時期である。
学習開始時期はある程度言語能力が身に付いてきた小学4年生あたりが好ましいだろう。
そして、読解力を養うには「説明文・論説文」を読めるようになることが不可欠であり、この頃から文章の書き方のフォーマットを身につけていくのである。
例えば、簡単なもので言えば、「私は〜だと思う」と書いていればこの部分は筆者の考えが含まれるので重要な一文なのである。これが意外とできていない。
小説や詩を読むことでは読解力を0ではないにしろ、共通テストに向けた技術はさほど身に付かないというのが私の考えだ。
それは、基本的にテスト用紙に書かれた文章は説明文と同じ書かれ方をすることが大半であり、小説などとは形式が異なるからである。
学習開始時期については遅すぎると手遅れになることにも注意が必要だ。
個人的には中学2年以降に読解力を身につけるというトレーニングを積んだ場合でも、大抵の場合大学受験には間に合わないのではないかと考える。
特に、公立中学校のテストである程度の点数を取れながらも、読解力は身に付いていないという場合が非常に厄介である。
基本的に、公立中学(難関を除いた私立中学)で実施されている定期テストはある程度論理を理解していなくとも問題の解き方を覚えてしまえば80点以上くらいは取れるのである。
そのため、同じ点数である生徒同士でも教科書を読解し、原理の理解に努めた生徒とそうでない生徒では結果が同じであっても身に付いたものは大きく異なるのである。
そして、私が中学二年以降に読解力を身につけることは容易ではないと考える理由は、「今までのテストではなんとかなってきた」という経験の有無なのである。
中学二年生ともなると自我があり、多少プライドも持っているもので、この期に及んで自分が実は読解力が欠けているというのが自認する事が難しいのであろう。
正直なところ、小学校や中学校の教科書の文章のみで大学受験に対応する読解力を身につけるのは難しい。文章の内容が容易であり読書量が少ない、また学校では「文章の書き方・読み方」というのは実は教わる機会が少ない。
大学入試の勉強を開始するタイミングで後悔するのではなく、小学生くらいから読解力を身につける練習をぜひして欲しいと思う。