こんにちは、私が長年生徒たちの学習する姿を見てきた中で、
「こういう子は成績が上がるな」と感じた子達の特徴をご紹介します。
これらの勉強方法は単に学習効果が高いというだけでなく、あらゆる場面で目標を達成するという本質的なゴールへ向かう事ができる子達の特徴とも言えると思います。是非参考にしてください。
1.勉強中に消しゴムを使わない
成績が格段に伸びる子は消しゴムを使いません。その手間をとるよりも思考に多くの時間を使います。
消しゴムを使用すると学習における工数が増え支障をきたします。
・消しゴムを取る・消したい部分を確認する・消す・消しカスを捨てるとかなり面倒です。
学習の本質は思考力の向上と考えるのであればノートが綺麗である必要はありません。
また、計算結果は残しておいた方が後々どこで間違ったか見返す事ができ自分の回答を分析する事ができます。成績が格段に伸びる子はとにかく目の前の問題に集中しているので、消しゴムを使わない方が多いです。
2.図や文字が大きい
図や文字を大きく書いている生徒も学力が上がりやすい子のうちの一人です。
図を書くことで今考えていることを整理し、次に何をすべきか明確になります。
その為、図や文字を大きくはっきりと書く人は情報の整理が正確で学力が上がりやすい傾向にあると考えます。
特に「図式化」するということは学習以外の場面においても役立ちます。
例えば、人に自分の考えを共有する際に文字だけでは伝わりにくいことであっても図を書くことでお互いが共通の認識を持つことが可能になります。
コミュニケーションといった観点からも図式化できるということは非常に重要であると言えるでしょう。皆さんも一度「図」「文字」を大きめに書いて思考を整理してみてください。
3.自分の考えや状況「言語化」ができる
三つ目は言語化ができる生徒です。
最もわかりやすい場面は生徒が質問にくる時です。
学習が上手な生徒は
「この問題をこのように考えて解いてみたんですけど、これ以降の計算がうまくできません」
「解答のこの部分までは理解ができるけどそれ以降がわかりません。」
というように自分の考えやどこまで理解できているかを認識した上で質問にきます。
このスキルはこれまで述べてきた事に比べるとその重要性は非常に高いと考えます。
コミュニケーションの土台である「言語化」は学習以外の社会的な活動面でも
重要であることは言うまでもないでしょう。
対話相手から自分が目的とする解答を確実に聞き出すためには質問する能力が非常に重要です。
そのため、当塾では特に質問の仕方を学べるように講師から「どこまで理解しているか」
「言語化」するように生徒たちへ質問しています。
これによって、生徒達の言語化する能力も鍛え学習の上手な生徒になって頂きます。
この「言語化」ができる方は生徒として学習をするのが上手いだけでなく
今後大人としても活躍されるのだろうと感じます。