理由は2つあります。
1.定期テストの点数を上げる事は容易である。
2.平均点や中央値との比較でなければ意味を成さないから。
定期テストの点数を上げるのは容易である理由
過去問からおおよその出題内容がわかる事と範囲が限られているため課題をきちんと行っていただき単に勉強時間を増やせば点数を伸ばすのは簡単です。
実際に通塾生で400点以上の高得点者を除き、200点や300点台から50点や100点以上の点数上昇は珍しくありません。
また、教科とテスト範囲によっては平易なテストも存在します。
例えば中学の各学年の最初は計算問題がメインであるため、点数が伸びやすいです。
平均点や中央値との比較でなければ意味を成さない
点数が上がったからといって素直には喜んではいけません。
例えば中央値が50点のテストで50点を取っていた生徒が次回のテストで中央値70点、テストの点数が70点であれば成績は上がっておらず現状維持ということになります。
受験という競争はあくまで他受験者と比べて自分はどれくらいの位置にいるかを考えるものです。そのため、母集団の成績を無視した点数アップというのは何も意味を成さないのです。
では当塾におけるテストの位置付けと、学力の向上を判断する材料は何か。
当塾におけるテストの位置付けは、「先行学習で学んだことの復習」です。
定期テストというのは一時的な学力の目安に過ぎません。それよりも大事なのは
「受験当日同じスキルが試されてもできるかどうか」
ということです。つまりテストそのものが復習の機会であり、テスト後の復習がとても重要であると考えています。
では塾として何を以って学力の向上を証明するのか。
合否
です。塾の価値は合否によります。荒っぽい言い方をすれば、「受かればOK」なのです。
受かるために通塾頂いているので、我々は試験に合格することでしかその存在価値を証明できません。
しかし、受験というものは厳しいもので100%の人が第一志望に合格するものではありません。
その合格確率を0.01%でも上げるために我々講師は時に生徒へ厳しい現実を伝えることもあります。
そんな中合格を目指して勉強した事は生徒にとって無駄ではありません。
しかし塾の存在価値は低くなります。
それでも講師は生徒に高い目標を持たせます。
生徒も保護者様も想像していなかったような進路を提示しそれに向けて勉強するのは何事にも変え難い体験です。
ただし、無理は禁物です。体調や精神面は十分に注意しながら本人の意向も聞き入れます。
高い目標を持たせるリーダーシップとそれを実現する(合格)ことこそ塾の評価軸であると言えるのではないでしょうか。
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